訪問看護選びのポイントとは?初めて訪問看護をご検討される方へ

  • #スタッフのつぶやき
2022.02.21

合同会社OHANAは訪問看護サービスを提供していますが、昨今この”訪問看護”に注目が注がれる様になりました。
自宅でも医療を受けられる訪問看護はその利便性により、利用者増えてきていますが、初めて利用する方も多くなってきています。
そこで今回は初めて訪問看護を利用される方に向けて”そもそも訪問看護とは何か?”という内容から、
事業所選びのポイントまでをご紹介します。

そもそも訪問看護とは?


訪問看護とは、かかりつけ医の指示を受けた看護師等が病気や障がいを持った方の生活場所であるご自宅等に伺い、その人らしい療養生活を送れるように支援するサービスです。介護・福祉・保健の他職種と連携し、情報を共有することで、より個別的な生活ができますようお手伝いしています。
ただ”生活ができるお手伝い”といっても全てをお手伝いできるわけではありません。

訪問看護はいったいどこまでしてくれるの?

この記事をご覧の方の中には初めて訪問看護の利用を検討されている方もいると思います。そこで具体的にどの様なお手伝いをしてくれるのか?をご紹介したいと思います。

訪問看護師は「かかりつけ医の指示に基づく医療処置」まで実施できる

訪問看護サービスでは看護師による医療処置が提供されています。例えば、点滴、血糖測定、床ずれ処置、ガーゼ交換などもサービス内容に含まれます。
処方薬の種類が多い患者様の場合、薬の飲み忘れを防ぐ服薬確認も訪問看護師の業務範囲となっています。在宅での歩行訓練などリハビリテーションも可能なところもあります。
ただ、訪問看護師は主治医の指示にない行為や、医師にしかできない行為(絶対的医行為)はできません。患者様の体調に何か異変があった際は迅速に主治医と連携をとって対処します。

身の回りのお世話である介助も

療養生活のサポートに関しては患者様の介助も行います。
例えば、経管栄養を行っている人への食事介助や心臓病や高血圧の人の入浴・シャワー介助なども該当します。トイレへの移動介助、オムツ交換、車椅子への移動介助も看護師が行える看護サービスです。
ただし、医療的なケアとは言えないサービスは訪問看護師にはできませんので、よく間違えやすいポイントとして「訪問先の掃除、洗濯、食事作り、買い物」がありますが、これらの家事は訪問看護師の業務範囲外となっています。プロに食事介助をお願いすることになっても、食事の準備はご家族が協力して行うか、利用条件を満たした上で訪問介護サービスを併用することになります。

事業者選びはどの様に行うの?

訪問看護のサービス内容については、事業所によって大きな違いはなく、どこも基本的に同じサービスを提供しています。
ただし、細かいところで差別化を図り特徴を出しているところや、専門性をウリにしている事業所などがあります。

どのような時に利用すればよい?

利用するきっかけは、さまざまな状況が考えられます。
最も多いのは、医療的ケアが必要で、自宅に看護師に来てもらってケアを受けたい場合です。
その他、「産後鬱の症状により薬の自己管理ができないのでお願いしたい」といったことがきっかけで利用する方もいます。
また、自宅でお風呂の浴槽がまたげなくなった方や、近所の店まで買い物に行けなくなってきた場合に、訪問リハビリという形で利用できることもあります。
実際に、利用した方が良いのか迷った時には、主治医に相談してみることがベストです。

事業者はどの様なところを選ぶべきなの?


最後に実際に事業所を選ぶときのポイントをご紹介します。

1.自宅から事業所の距離

体調が急に悪くなったときなど、自宅から事業所の距離が近い方が、すぐに駆け付けることができます。
ただ、ここには一点、看護師の負担がかかってしまうというデメリットがあります。
そこで、OHANAでは患者様とのやり取りを公式LINEにて相談を受け付けています。さらに、そのメッセージのやり取り内でトリアージすることによって、オンコールでの対応が少なくなっています。
もちろん、緊急性のある内容であれば対応していただかせております。

2.主治医との連携

主治医と訪問看護師が普段からやり取りのある事業所であれば、コミュニケーションをしっかり取ってくれるため安心できます。
しかし、ほとんどやり取りがない事業所だと連携しづらい部分があるかもしれません。些細なことでも情報共有してくれることもありますので、よく連携している訪問看護事業所を聞いてみても良いでしょう。
また主治医の病院に、訪問看護事業所があるようであれば、連携がスムーズに行われます。訪問看護事業所があるか聞いてみましょう。

患者者の病気や生活を考えているのか?

訪問看護は自宅で医療処置を受けたい方にとってかなり便利なサービスでもあります。
しかし、その疾患や病気をちゃんと理解をして接してくれる事業所かどうかは患者様にとってはとても重要な項目です。例えば、産後鬱の方に対して、”NGな接し方”があります。それは現場に蓄積されているノウハウを持っている事業所選びを選ぶことはとても重要です。

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